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Halcyon Days

『るろうに剣心』 『フルメタル・パニック!』 の二次創作を
メインとする一個人のファン・サイトです。
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今邑彩 『ルームメイト』 読了

多重人格を扱ったミステリーです。日本語ならではの叙述トリックでミスリードをうまく仕掛けてるとは思うのだけど、見え見えすぎて逆に早い段階で真犯人は見当が付いてしまいます。

探偵役の工藤が、武原の死を軽く扱いすぎているのが気になりました。従兄弟で兄弟のように仲が良かった人なのに、その死や殺した相手に対する感情など葛藤が表現されていないのはどうなんでしょう。犯人捜しができてればいいというタイプのミステリーはあまり好みません。

エピローグはないほうがよかったと思います。読後感が悪くなるからというのではなくて、最後の最後で陳腐な印象が残されたからです。遡って、このエピローグのための伏線までが安易に感じられてしまいました。そもそも多重人格が生じる要因は辛い現実から逃れるためであるなら、この最後の人格が生まれた理由がわかりません。

文中にパソコン通信が出てきたので確認したら、1997年に発行されたものでした。なるほど、ちょうどパソコン通信からインターネットに移行した頃ですね。

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大黒尚人 『フルメタル・パニック! アナザー2』 読了

本家と比べるのはなんだけど、主人公もヒロインも今一つ魅力に乏しい感じがします。そこは今後に期待でしょうか。

敵の姿が少し出てきたけれど、やはりまだはっきりとはしてません。

1巻同様、前作ファンがニヤリとする小ネタがちらほらとあります。

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最近読んだマンガ

渡辺多恵子 『風光る 31』

ようやく御陵衛士の話でした。

そろそろ西本願寺を出て行くようになるみたいです。31巻でここだと、この先いったい何巻続くのやら(^^;)

話を丁寧に進めているので進行が遅いのは仕方ないんですけどもね。

石据カチル 『空挺懐古都市 1』

まったくのジャケ買いだったのですが、これは当たり、好みでした。

空中に浮遊する都市を舞台にしたファンタジーです。

キャラクターの服装や背景などの絵柄が、レトロで和洋折衷な雰囲気をもち、切ない内容によく合っています。

田村由美 『7SEEDS 21』

やっと花が出てきました。よかったよぉ。

小さい子供の姿で描かれた意味が最初わからなくて戸惑いましたが、生きていく決意に繋がったので納得。

しかし少女マンガのヒロインが下痢でブリブリって(大笑)。『銀魂』ヒロイン神楽ちゃんのゲロと同じくらいのインパクトです。

それから安吾と涼がようやく「施設」の呪縛から逃れられたようで、ちょっとホッとしました。 ナツもずいぶんと成長しました。

空知英秋 『銀魂 42』

見廻組のでてきた話がすごくおもしろかったです。確かに新(真)選組が存在するなら見廻組もいておかしくないでしょう。久々に土方さんがかなりカッコ良かった。

前巻が正直にいうとイマイチだったのですが、今巻はすごく盛り返した感じ。

樹なつみ
『花咲ける青少年
     特別編1』
『花咲ける青少年
     特別編2』

本編の番外編を集めてます。

もう1巻続いて、今度は立人の話みたいなので楽しみ。

CLAMP
『GATE7 1』
『GATE7 2』

戦国武将と陰陽道を混ぜたバトルもの???

1巻だけでなく2巻もまだまだ導入部って感じです。また長~くなるのでしょうか?(^^;)

CLAMPさんは数冊で終わった初期の頃のほうが、いい作品(← あくまでもわたしにとってってことだけどね)が多かったかなぁ。

清水玲子 『秘密 10』

前巻からの続きで、さらに次巻に続いてます。

惨殺された青木の姉夫婦がMRI捜査にかけられたり、滝沢警視の正体がわかったりなどなど。 内容的にはあまり進展していませんが、薪警視正がかなり追い詰められてきて、緊迫感が続いてます。

これまで1巻ずつで事件は解決していたのに、かなり長めになっているし、エンディングに向かっているのかなって感じです。

清水玲子さんは長編があまり向いていないと思われる作家さんなので、次巻ぐらいで終わると収まりがいいのでないかと思うのですが、あと1冊で伏線を回収できるのかどうか……。

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深町秋生 『デッドクルージング』 読了

同作者の『アウトバーン』がとてもおもしろかったので買ってみたのですが、イマイチでした。

終始、殺し合ってるだけの話です。ノワール小説であっても、主人公に共感できる部分があれば楽しめたのでしょうけど……。

エピローグだけはよかったというか溜飲が下がりました。

それと帯に偽りありです。まるで敵の女性が主人公であるような書き方をしてます。

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加納朋子 『少年少女飛行倶楽部』

加納朋子さんといえば日常の謎ミステリーの作家さんですが、意外なことにこれは青春小説でした。

中学生が主人公であり、その視点から学校のクラブ活動や親とのやりとりなどが描かれていて、なんともむず痒い感じがします。でも、漠然と「飛びたい」と思う気持ちはよくわかります。
わたしにもそういうのはありました。大人が読めば、あの頃を思い出して、ちょっと懐かしい心持ちになるかもしれません。

「世の中で一番馬鹿な生き物は、中二男子なのだと聞いたことがある。銀魂で銀さんも言ってたし」という一文には大笑いしました。

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三上延 『ビブリア古書堂の事件手帖』 1&2 読了

三上延
『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』
『ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~』
 
本にまつわる謎を、古本屋店員の五浦大輔と店主の篠川栞子が解き明かす連作短篇集。語り手の大輔はワトソン役で、豊富な古書の知識と推理力をもつ栞子さんがホームズ役(1巻では安楽椅子探偵ですが)です。

日常系ミステリーに分類されるのかと思いますが、その謎に必ず本が関わっている点がちょっと他と違ってます。古書店が舞台というのもあって、話への本の組み込み方は自然ですし、ミステリーとの組み合わせに違和感がありません。

謎から導き出された真相は、心温まるような内容だったり、切なかったりといろいろです。時に当事者にとっては残酷な場合もあるのですが、そんなときでもひどく後味を悪くすることがないのは、大輔と栞子さんのキャラクターのおかげでしょうか。

二人の微妙な距離感も、この先がどうなるのか気にかかります。久々に続刊が楽しみなシリーズものです。

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小林泰三 『海を見る人』 読了

SF小説の短編集で7編を収録。ハードSFはなんだか久しぶりに読みました。

作者さんは理系畑の人だそうで、設定などはすべて整合性があるのだとか。わたしみたいな根っから葉先まで文系の人間には、そもそも計算なんぞできやしません。

そのため「時計の中のレンズ」、「母と子と渦を旋る冒険」、表題作の「海を見る人」など、世界観が異質すぎて設定がまったく掴めなかった話は、カケラほども理解できませんでした。ファンタジーとして受け取るにしても、わたしの乏しい想像力では、作中の描写を頭の中で画として浮かべられないのです。

逆にこれまで慣れ親しんだSF的な設定の話だったものは、楽しめました。「独裁者の掟」、「キャッシュ」、「門」などがそれですね。

「天獄と地国」はおもしろいと思えた1作ですが、でもこれってここからが物語の佳境ではないでしょうか。短編だから仕方ないのかもしれないけど、これからってとこで終わってしまうなんて……。

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瀬尾つかさ 『約束の方舟』 読了

 
恒星間移民船の船内での出来事を描いた、いわゆる方舟ものSF小説。どちらかというと少年少女の成長物語で、ハインラインのジュブナイル小説を思い起こさせます。

船内には人間の他にベガーというゲル状の知的生命体がいて、子供たちはベガーの内部に取り込まれて一緒に行動するシンクという行為を日常的にやっているため、ベガーに愛情を感じています。一方で大人たちは、かつてベガーとの間に戦争があったために嫌悪しています。その感情の差が、子供たちと大人たちとの間に対立を生んでいるという状況であり、主人公のシンゴやその仲間たちは、ベガーとの共棲を目指し、それぞれの考えで行動していくのです。

シンゴを始め、子供たちにはベガーとシンクできる以外には特別に際だった能力などなく、子供であるというだけで大人に比べて絶対的に不利なわけです。

だから、地道な努力をするしかありません。特にシンゴは大人と子供の間に立って、調停者となる立場を選び(他者に誘導されているところはあるにしても)、堅実に一歩づつ進んでいきます。
そうやって成長していく部分が、この小説の主題であり、いいところだと思います。

ミステリーな要素もあり、子供たちのちょっとした冒険行もあって、とても楽しめました。欲を言えば、エピローグは星への移住の様子にしてほしかったかな。

アンドロイドの性格と言動がいかにもで、ちょっとライトノベル出身らしさが垣間見えますが、でもかなりしっかりしたSF小説にできあがっています。他の作品も読んでみたいと思える作家さんです。

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最近読んだ小説

 
ガリレオ・シリーズもIWGPシリーズも安定していながらいつもおもしろいです。

ただ、ドラマの弊害で、読んでて常に福山雅治さんと長瀬智也くんの顔が浮かんでしまうのが難点(笑)。

わたしの好みではありませんでした。

文章力があって表現の巧さに惹かれるものの、非常にむなくそ悪い話で不快さしか残りません。

読んで損した気分です。

主人公の和歌子が小学生から中学生だったころを回想する形をとった連作短編集。昭和30年代が舞台で、どこかセピア色のイメージがします。レトロというよりはノスタルジックという語が似合っているかな。

和歌子の姉、鈴音には不思議な力(サイコメトリー)があって、それが物語のきっかけになったり解決になったりします。ときには殺人事件に関わる羽目になったりもします。

ですが、そういった場合も含めて、どれも温かく優しく切ない物語ばかりです。

ホラーっぽいようなミステリーっぽいような話。誉田作品らしくちょいグロな描写がありますが、警察小説のときほどではないです。

中国人青年の密航の件は、ちょうど前後して石田衣良作『ドラゴン・ティアーズ』を読んだのもあって興味深かかったです。

通訳女性のオチがどんなものなのかは途中の伏線でだいたい予想がついてしまいました。でも幽霊についてはまったく気付きませんでした。

そこそこおもしろかったのですが、まだフルメタのスピンアウトだがら楽しめるって範囲かな。今後に期待します。

1巻、2巻に比べて犯人の近藤房子視点が多めになってますが、けれど彼女はイッちゃっててとてもじゃないけど共感はできません。

内容が1巻の直接的な続きであり、さらに次巻に続くためか、なんだか中途半端な感じです。それなりおもしろいんだけど、のめり込むほどではないです。

あれ? そーいや最近はぜんぜんマンガ買ってないかも。

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最近読んだ小説

 
『図書館戦争』の番外編。本編よりもラヴストーリー要素が濃いめです。

手塚と柴崎の話、緒形の話が好きかな。

最近読んだ警察ものでは一番おもしろかったです。

一匹狼の女性刑事がなかなか狡猾です。こういう女性は好き。

 
これも警察もの。

おもしろいけど、ストーリー運びがだいぶ強引に感じられます。

篠原涼子さん主演ドラマの原作シリーズ三冊目。

終わり方がちょっとイマイチでした。え、ここで終わるんかい、とツッコミましたね。

これも女性刑事が主人公です。警察もの小説界に存在する警視庁には、優秀で「美人」な女性刑事ばかりいるようです(笑)。

『フルメタ』短編新刊。これでやっとすべて読めたということになります。陣校サイドのこの手の話はこれで終わりというのはちょっと寂しい。

書き下ろしのテッサの話では、これまで影しか見えていなかったバニの輪郭が少しだけわかりました。でも逆に、生まれ育った村からテッサに出会うまでに興味が湧いてきました。

本編からアナザーへの橋渡しという感じが随所に盛られてたように思われます。

そーいやわたしゃ、まだ『アナザー』のほうを入手しておりません。市内のめぼしい本屋5店舗まわりましたが、『九死に一生』すら置いてないとこが3軒。新刊くらい置いとけよ~!

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管理人プロフィール
梶原 千早
隠れオタクの同人女です。
愛犬とジャニーズが癒し。
趣味は読書で、小説とマンガが好き。ジャンルはSF、ファンタシー、ミステリー、アクションなど。
最近、カルトナージュを習い始めました
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