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Halcyon Days

『るろうに剣心』 『フルメタル・パニック!』 の二次創作を
メインとする一個人のファン・サイトです。
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最近読んだマンガ

   

『北走新選組』と『凍鉄の花』は、シリアスな新選組ものです。両者は話に繋がりはなく、前者は史実に忠実に、後者はかなり創作が入っています。どちらもすごくおもしろかった。作者は『オトメン』の菅野文さんですが、ポップなコメディである『オトメン』の雰囲気とはまるっきり違っていて、ちょっと驚き。

特に『北走新選組』はかなり気に入りました。タイトルどおり戊辰戦争以降の新選組を題材にしてます。新選組ものというと京都での活躍を描いた物がほとんどかと思うので、ちょっと珍しいのではないでしょうか。しかも、収録している短編3本の内、最後の1本こそ土方歳三が主人公ですが、他は官軍に投降する近藤勇に付き添い、その後宮古湾の海戦で命を落とした野口利三郎の話と、新選組の最後の隊長となった相馬主計の話。かなり異色です。

ただ、それなりに新選組について知っていないとわからない部分があるかもしれません。わたしゃ最近「薄桜鬼」にハマッたおかげで、その点はすっげーよくわかっちゃいました。
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賀東招二 『フルメタル・パニック!12』 読了

『フルメタル・パニック!12
 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)』

『フルメタ』本編最終巻です。ちょびちょび読もうと思ってて、最初こそそうしてたんですが、途中からどうにも中断できなくて読み切ってしまいました。ああ、もったいない。

たいていの読者がたぶん望んでいただろう大団円でした。宗かな的にもハッピーエンドで言うことなし。実に気持ちのいい終わり方です。王道の展開と結末を貫いた賀東さんに拍手と感謝を贈りたいですよ~!

三方それぞれの戦闘は緊張感あるし格好いいしで終始ワクワクドキドキしました。でも合間にクルツの再登場とか、クルーゾーの独白とか、コミカルなシーンを挟んでうまく緩めて、それが緩急つけてます。このバランスがやっぱ上手いなあ。

かなめの復活するきっかけが、宗介の罵詈雑言に罵り返すためだというのがなんともいえません。このカップルはこうでなくちゃね! それにかなめは元々の彼女らしく、ちゃんとソフィアと、そして自分自身とも戦って、きちんと結論を出します。それでこそフルメタのヒロインです。

カリーニンさんの裏切った理由が「弱さ」にあったのは結構意外でした。無敵というか、ひたすら強い人、とわたしも思い込んでました。宗介の「親父なのに」からカリーニンさんの「イキナサイ」の辺りで鼻の奥がツンとしてしまいました。 で、さらに、宗介が動画ファイルを見ながら「死にたくない」とつぶやくところで、完全に泣いてしまいました。それこそ宗介同様に。死を覚悟して核爆弾の到着を待っているしかないときに、陣校のクラスメイトたちのメッセージを流して、かなめと学校に帰りたいと宗介が泣く、っていう演出もいいじゃありませんか。これまでは死を回避しようとする本能が宗介を生かしてきたけれど、これからは自分が生きたいと願うから生きてくんだよね、宗介くん。

欲を言えば、レナードとテッサの間でなにかしらのやりとりがほしかったかな。でもわかり合うことのないだろう兄妹だから、あれでよかったのかもしれないですけど。

あ、いくつか疑問があります。 シロはなぜどうしていつからターボプロップ機内にいたんでしょーか?(笑) いや、いなかったら核爆発で確実死んじゃってたから、いていいんだけどね。 かなめの父親が国連の環境高等弁務官という設定ってなんの意味があったんでしょ? 宗介が特異点ではないのかみたいな伏線なかったっけ??? あと、宗介の名字は、本当は「相楽」のほうってことなんでしょーか? それともあれが「やり直し」のシーンだから違いを出すためってだけ? 宗介の出自というか、「極北~」で乗客名簿に載ってなかった理由なんかについては、今後の短編でやってくれるんでしょうかねえ?

あ、後日談はわたしはやってくれてぜんぜんOK。卒業式をラストにもってきたのだから、二人が高校に復学するってのはなしかなって思うので、そうすると身の振り方(特に宗介の転職先とか)をどーするのかなあと気になりますし(や、そこは同人屋さんの妄想するとこともいえるけどね)。 ま、そーゆーのはともかくとして、本当に本当におもしろかった!

……それにしても、宗介には餌付けされてる自覚があったのか(大笑)。

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やっとというべきか、とうとうというべきか

明日には『フルメタ』の最終巻が発売されてしまいます。どういう結末がつくのか、楽しみなような怖いようなでも楽しみです。どうかどうか宗介にとって(←個人的にはそこが重要)いい終わり方でありますように。

先月発売した上巻は発売日に買ったものの、なんかもったいなくて読み出すまでに時間がかかって、読み終えたのが夏コミ1週間前でした。下巻はどうかなあ。たぶん明日は買っても読まないで表紙と口絵だけ眺めてるかも(苦笑)。

で、今更ながら『ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)』の感想をちょろっと。

相変わらずハードな展開が続き緊張感を保ちながらも、ところどころに笑いも入れて、いい感じに「フルメタ」です。

肝心なとこでズルベターンしたおかげでテッサはなんだかいい感じだし、マオたちには某スナイパーが伏兵となってここぞというところで役だってくれそうだし、かなり安心しました。不安要素のかなめについても、彼女は彼女でたしかに戦ってるんだとわかって、少し安心しました。宗介はちょっと迷いをみせましたが、こんな反応も成長したからこそなんですよね。サックスが残念でした。サイド・アームズに載ってたような話ってすごい好きなのです。クルーゾーがフラグたったような印象ですがどうなるんでしょーか。カリーニンさんは、自分とレナードを倒すことでアマルガムが壊滅状態になるようにするための行動だったってのを希望します。

あと、戦闘シーン! テッサが指揮を執るデ・ダナンの戦いから、アフガニスタンでの戦闘に備えるマオたちの様子、そして宗介とアルの出撃。すっごいわくわくしちゃいました。特にレーバテインの空中戦は圧巻です。テンポがよくて視覚的でわかりやすく、かといって濃すぎない描写なので軍事的な知識なんて皆無でもおいてけぼりな感じはなく十分に楽しめるというのは、やっぱり書き方がうまいんだろうなぁ。つくづくおもしろいSFアクションです。

さあ、明日ですよ、明日!

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今月買ったマンガ

   
『秘密』は、前巻がスケールが大きめだったぶん、今回はこじんまりした印象はあります。でも依然クオリティが落ちず、毎巻おもしろいです。しかし巻を追うごとに厚みを増していってないだろか……。

『ハガレン』はとうとうあと1冊で完結だそうです。単行本派なので雑誌掲載の最終回は読んでません。でもアニメの最終回の最後の数分だけ偶然見ちゃって、大団円なようで安心したような、やっぱちゃんと原作を先に読みたかったよとちょっぴし残念なような。なにはともあれ、ほどよい長さできちんと完結してくれるというのはよいですなあ。

もう1冊、なんか買ったはずなんだけど、思い出せない……。

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最近買ったマンガ(新刊とは限らない)

                   

『魔法使いの娘』が完結(といってもすでに続編を連載してるとか)。伏線をすべて回収してきちんと且つ気持ちよく終わらせてます。初音と兵吾の仲はちょっと唐突だけど(那州さんて恋愛模様を描くのはあまり上手くないなあ)、それを差し引いてもいい結末のつけかただったと思います。

『ヘタリア』の劇場版、見に行きたいんだけどね、上映館が少なすぎるよ。川崎まで行く気力がないです。そのうち近くに来てくれないかな~と期待してるんだけど……。

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有川浩『クジラの彼』読了

自衛隊の絡んだ短編の恋愛小説を6編収録しています。カップルのどちらか、または両方が自衛官のため、自衛隊勤務ならではのエピソードを絡めているので、そこがよかったです。

6編のうちでは「ロールアウト」と「脱柵エレジー」が気に入りました。特に「ロールアウト」は、輸送機のトイレに纏わる現場と設計の攻防という題材がすごくおもしろかったです。「脱柵エレジー」は恋愛が理由で駐屯地から脱走する新兵の話で、自衛官ゆえの遠距離恋愛の顛末がこれまたおもしろい。

一方、「クジラの彼」と「有能な彼女」は『海の底』の、「ファイターパイロットの君」は『空の中』のスピンオフ作品でした。『海の底』と『空の中』の同人誌的な意味では読んでいて楽しかったのですが、個別の作品としてはわりと平凡かなあ。ラブコメ少女マンガを読んでる感じです。

残りの「国防レンアイ」は、ヒロインが好きでないタイプの女性だったのでイマイチでした。自衛隊の設定もさほど活きてなくて残念な感じです。

どれもベタ甘なラブコメで、シリアスな恋愛小説でないだけ『レインツリーの国』よりはずっと楽しめました。

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賀東招二 『フルメタル・パニック!1 』 再読

何度目かの再読です。

今回特に思ったのは、やっぱ最初から「宗かな」じゃん、ってことでしょーか。『ベリー・メリー・クリスマス』や『メイク・マイ・デイ』のあのシーンこのシーンをすでに読んでしまってるし、そもそも自分が宗かな贔屓なヒトなので、だからそう感じるってのもあるのかもだけど。それにしたって宗介といいかなめといい、あっちこっちの言動が後の宗かなの伏線にしか思えないんですけどぉ(笑)。

以下、まじめに1巻の感想をまとめてみました。8年前に、当時出ていた『デイ・バイ・デイ』までを一気読みして、ひとまとめな感想を書いたことがあったけど、巻ごとの個別ではなかったので改めて……。

主人公の相良宗介は16歳にして一流の傭兵であり、<ミスリル>という傭兵部隊に所属しています。その宗介が、任務として東京の公立高校に転校生として潜入し、ある理由によって諜報機関から狙われている千鳥かなめの護衛をするところから物語は始まりますが……。

内容がいい具合にごった煮で、一言で表すのが難しい小説です。ストーリーを順に追うと、

学園ドタバタ・コメディ的なプロローグ、から一転して人型戦闘ロボットと巨大潜水艦が登場し、と思いきや学園ラブコメに変わり、でもその後にはジャンボジェット機がハイジャックされて、それに対する救助作戦の敢行に、平行して主人公とヒロインの逃亡劇と心の交流も交えておいて、クライマックスにはロボット同士の対決。

ってな具合です。これ↑はジャンルとしてどう括れというのか……。SFアクション軍事ロボット学園ラブコメ?(^^;)

ライトノベルですから当然ながらキャラクターがたってます。生粋の戦場育ちである宗介には、平和な日本での常識というものがまるでないため、無駄に警戒して自業自"爆"しまくっては傍迷惑な騒動を起こし、周囲にとってはただの変人でしかありません。けれど本来は優秀な兵士ですから、ひとたび非常事態になればその本領を発揮します。その対比された「差」がおもしろい。

一方ヒロインのかなめは、一見は気が強いだけの少女といった感じですが、決して守られているだけの存在ではありません。必要な時に必要な行動を取って、きちんと自分の役目を果たし、ときには主導権さえ握ります。読んでいて気持ちよく、感情移入がしやすい性格です。

舞台がパラレルな世界のため、現実と異なってソ連がまだ存在していたり、中国が南北に分離して内戦状態だったりします。はたまたASという二足歩行の人型ロボットが戦場の主要兵器となっていたりもします。そのあたりの世界情勢やロボット兵器のテクノロジーなどの設定は、わりとさらりと流していますが、実はかなり作り込まれていると感じさせます。

ASが随所にでてきて、これで主人公が闘うシーンなんかは、ガンダム好きにはたまりません♪

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有川浩 『レインツリーの国』 読了

しごくまっとうな純愛的恋愛小説です。ヒロインが聴覚障害者という設定だけ特殊ですが、実にストレートでシンプルな正統派ラヴストーリーです。

で、えっと、正直なところ……つまんなかった(^^;)。ほぼ主人公カップルの恋愛感情を綴ってるだけなので、かなりどーでもいーとこばっか(おい)。中途失聴を扱っている部分は興味深いのですが……。

わたしゃラヴ要素が加味されたSFとかミステリーとかアクションとかファンタシーとかは大好きなんだけど、恋愛に終始した話がさほど好きでないので、そもそも恋愛小説とわかっていて読むのが間違いってのはわかってるんです。でも、『図書館戦争』で小牧と毬江のエピソードに出てきた「小説」だから、一応読んでみようかな、と思っちゃったのでした。

有川さんの作品でありながらアクションがまったくありません。まぁ、この方はこういうのも書くんだな、という参考ということで。

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フルメタ最終刊

やっとやっとやっと7月に発売だそうで。
タイトルは『ずっと、スタンド・バイ・ミー』だそうで。
でも「上」巻かい。
そうなるかもとは思ってたけどさ。

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湊かなえ 『告白』 読了

こえぇ~。感想を一言で表すならそうなります(梨花さんの感想と同じ出だしだったり)。

ぞっとする怖さがありました。誰の心にも多かれ少なかれ存在するはずの「歪み」の部分だけで構成された物語です。まったくの悪意、悪意がないための無神経さ、視野が狭いための独善的な思考、などなど歪みのオンパレードです。普段なら、その歪みと併せ持つ善良な部分や良識と呼ばれる部分が覆い隠しているだろうに、何かをきっかけとして、歪みは剥き出しになることがあります。ひょっとしたら、そんなきっかけはわたしのすぐそばで起こるかもしれないし、わたし自身に訪れるかもしれません。ありえそうで、だからものすごく怖い……。

ストーリーでは、幼い子供の死亡事故が実は殺人事件であり、それがどういう経緯で起こり、それが元でその後なにが起こったのかを描いています。子供の母親から始まって、事件の関係者が順に独白していく構成なので、視点が変わるごとに、それまで不明だった部分が明かされていきます。登場人物それぞれの主観だけで語るので、自分にとって都合のいい論理で自分を正当化していたり、他人を貶めたり美化したり、いろいろです。語り手が変わると、同一の人物に対してまったく違った人物像ができあがることもあります。その違いがおもしろいと思います。

残酷で陰湿で、決して読後感はよくないのですが、とても楽しめました(ってのも語弊があるかもですが)。でも、わたしにはこの話ってミステリーではなくホラーです。

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管理人プロフィール
梶原 千早
隠れオタクの同人女です。
愛犬とジャニーズが癒し。
趣味は読書で、小説とマンガが好き。ジャンルはSF、ファンタシー、ミステリー、アクションなど。
最近、カルトナージュを習い始めました
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