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Halcyon Days

『るろうに剣心』 『フルメタル・パニック!』 の二次創作を
メインとする一個人のファン・サイトです。
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向山貴彦 『ほたるの群れ』 1&2 読了

向山貴彦 『ほたるの群れ1 第一話 集』

犯罪組織の標的になってしまった少女を救おうとして、巻き込まれることになった中学生の少年が、殺し合いの中に放り込まれることになる話。という内容のとおり、実にライトノベルのレーベル向きです。わりと好みの設定ではありますが……。

何巻か続く長編の1巻であり、冒頭のため仕方ないとはいえ、舞台背景に不明な部分が多すぎます。2つの組織が殺し合っているらしいのはどうやらわかりましたが、どういう組織なのか、なぜ争い合っているのか、まったく不明です。続刊で徐々に明らかにするにしても、わからなすぎてもやもやした感覚だけが残されました。

せめて主人公の高塚永児の家族に過去なにが起こって現在どういう状況なのか、それだけでもはっきりさせておいてほしかったかなあ。そうすれば、永児と喜多見はわけのわからないまま巻き込まれていくので、この二人からの視点と考えれば、それはそれで納得できたかもしれません。

それから、カバー裏にある内容紹介に「歴史の狭間で暗殺を請け負ってきた極秘組織」と明記されているのですが、本文中にはまったく描写されていないので、この紹介の仕方はどうかと思います。

向山貴彦 『ほたるの群れ2 第二話 糾』

組織について詳しいことは不明のままです。「会」が孤児を集めて暗殺者として育てているのと、その暗殺者はほとんどが10代の少年少女だという情報が加わったくらいです。阿坂の行動基盤がどこにあるのかはわかったのですが、過去になにがあったのか、今後どうしようとしているのか、逆に疑問が増えました。

永児については、相変わらずなんだかよくわからない子です。「塾」の二人の話題にでたのが永児のことなのか、だとすると父親の死や姉の自殺未遂が「塾」と関係するのか、などなど、こちらも謎が増えただけでした。

1巻と比べると内容を把握しやすくなったように思います。合唱コンクールと殺し合いの同時進行が、上手くコントラストをなしていました。

あと、小松喜多見がなかなか好みのキャラになってきてます。
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梶原 千早
隠れオタクの同人女です。
愛犬とジャニーズが癒し。
趣味は読書で、小説とマンガが好き。ジャンルはSF、ファンタシー、ミステリー、アクションなど。
最近、カルトナージュを習い始めました
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